きみと、波にのれたら

■ストーリー

『夜は短し歩けよ乙女』の湯浅政明監督によるファンタジーアニメ。
大学入学を機に海辺の街へ越してきた向水ひな子(声:川栄李奈)はサーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだったが、自分の未来については自信を持てずにいた。そんなある日、火事騒動をきっかけに出会った消防士の雛罌粟港(片寄涼太)と恋に落ちる。二人はお互いがなくてはならない存在となるが、港は海の事故で命を落としてしまう。ひな子は大好きな海が見られなくなるほど憔悴するが、ふと二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中から港が現れ、「ひな子のこと、ずっと助けるって約束したろ?」と告げる。ひな子は港との再会を喜ぶが、彼が再び姿を見せた本当の目的は……。

【参考:映画-Movie Walkerホームページ




 

■レビュー

大学生になったサーファーのひな子は、マンションの火事で出会った消防士の港と恋人になる。
ひな子と港のふたりの関係がすてきで、その後に起こる奇跡もなんとなく自然じゃないかなと思える。人の心って簡単じゃないから、代わりなんてみつからないから、運命の出会いを大切にしたい。こういう人が見つかったらいいなと思う。やっぱり日本のアニメは最高レベルだな。

【参考:映画-Movie Walkerホームページ

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■レビュー

これ、いいよ!
『夜明け告げるルーのうた』並み、いやそれ以上かも。
個人的には、10〜20代女性に向けた、少女漫画的な傑作。
ある種、80〜90年代のアイドル映画っぽいテイストもあり(角川映画やホイチョイ映画の匂い)。

恋と自立。
心のあり方。
人を愛するということ。
旧さと新しさの融合。
普遍的な「恋愛」時の心の強さともろさ。
染みるなぁ。

湯浅政明 監督+脚本 吉田玲子の破壊力。
日常会話から、好きな気持ちが増していく変化や、人としての成長もわかる。

作画もよかった。
流行りの派手でち密な描写ではなく、キャラが自然でリアリティがある。
デフォルメされた絵柄なのに、着こなしやしぐさが、本物の女の人を想起させる。
省略と強調の妙。

声の配役も、自然で「声優らしさ」のない俳優起用が正解だったと思う。

音楽も、(私は「EXILE」はよく知らないのだが)『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』で見せた湯浅監督の歌と映像のユニゾンが快感を覚えさせてくれて。

全てのクオリティが高い。
素晴らしい作品だった。

好き嫌いは分かれるだろう。
前半、乳繰り合う部分が陳腐に感じたり、後半の幽霊が起こす奇跡の表現が古臭く感じたりする人には、馴染めなく低い評価になる可能性もある。
特に、少女漫画の文法に馴染みない男性や、今の深夜作品作画が好きなアニメ厨などには酷評されるかもしれません。
(あと、EXILEってだけでダメならもう断絶拒否でしょう)。

【参考:映画-Movie Walkerホームページ

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■レビュー


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